プラスチックゴミ削減の取り組みー“耐油紙袋”に注目!

2021/08/11
食品包装資材
#パッケージング・システム事業部#SDGs#環境にやさしい#オリジナル#テイクアウト#ラミネート

「プラスチックゴミ削減のため、プラスチック容器の使用量を減らしたい!」、とお考えのご担当者様。

プラスチック容器の代わりに、耐油紙袋を使ってみませんか?

この記事の前半では、プラスチックゴミ削減の取り組みについてご説明し、後半ではプラスチック容器の代替として耐油紙袋をご紹介しています。

キラックスでは、食品用プラスチック容器の販売はもちろん、耐油紙袋の製造も行っています。近年、お客様からプラスチック容器削減のご相談をお受けすることも多くなり、紙製品への注目が高まっています。

企業ができることを模索中のご担当者様へ、ご参考いただければ幸いです。

 

1. プラスチックゴミ削減の取り組み

驚くべきことに、日本人1人当たりのプラスチックゴミ廃棄量はアメリカに次いで世界第2位!ゴミとして回収されたプラスチックのうち、容器包装の割合はなんと全体の67.6%。世界平均の20%を大きく上回っています。

そのため、日本ではプラスチックゴミの削減や使い捨て容器包装の見直しが大きな課題となっており、2019年5月には「3R(リユース・リデュース・リサイクル)+Renewable(再生可能)」を基本原則とする「プラスチック資源循環戦略」が策定されました。2020年7月にスタートしたレジ袋有料化義務化はその取り組みの一つです。
(プラスチック資源循環戦略についてはこちらでご紹介しています)

さらに、2021年6月には「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラスチック資源循環法)」が成立し、2022年4月から施行される見込みとなりました。これは、プラスチックのライフサイクル全般で「3R+Renewable」を促進し、循環経済(サーキュラーエコノミー)への移行を加速することを目的としています。

小売業や飲食店はワンウェイプラスチックの削減が求められることとなり、プラスチックの削減は、SDGsだけでなく日本においての大きな取り組みテーマとなっているのです。

2. プラスチック容器削減!“耐油紙袋”に注目

唐揚げ・コロッケなどの揚げ物や、焼き鳥のテイクアウト容器としてフードパックと呼ばれるプラスチック容器が使用されています。持ち帰りに便利なフードパックですが、SDGsの目標に向かった世界的な動きや、日本でのプラスチック削減の流れには少しそぐわないアイテムかもしれません。

そこで、企業ができることの一つとして、フードパックの代わりに“耐油紙袋”を採用してみませんか?

2-1. SDGsへの近道!?耐油紙袋の今と昔

40年以上前に誕生したキラックスの耐油紙袋。当時はまだ食品包装資材としてプラスチック容器の使用が一般的ではなく、包装紙や紙袋などの紙製品が多く使用されていました。

弊社の製造する耐油紙袋は、紙にPE(ポリエチレン)をラミネートし、平袋状に加工したもの。袋の内側に樹脂をラミネートすることで、紙に耐油性を持たせています。発売当時から、耐油紙袋は惣菜の持ち帰り用袋として大変重宝されていました。(※ラミネートについてはこちらから)

電子レンジが普及し、家で惣菜を温め直すことが増えたことにより、耐油紙袋のラミネート樹脂をPEから耐熱性のあるPP(ポリプロピレン)に変更したアイテムを発売。電子レンジ対応品の需要が徐々に高まったことにより、キラックス製品もPPラミネートを使用した耐油紙袋へ順次切り替えを進めてきました。

時代の流れと共にプラスチック容器が主流となり流通量が減少していた耐油紙袋ですが、近年のプラスチック容器削減の動きを受けて、再び注目を集めるようになっています。

このように、耐油紙袋は40年以上に渡って私たちの生活に欠かせない食を支えているのです!

2-2. サイズ豊富な耐油紙袋ラインナップ

耐油紙袋は無地タイプの「Mパック」が6種類。巾150×高さ120㎜~巾270×高さ240㎜までのサイズをラインナップしており、中身に合わせてお選びいただけます。コロッケ、焼き鳥、から揚げの量り売りにも〇。対面販売やテイクアウト、デリバリーでプラスチック容器を使用されている企業様にオススメです。

プラスチック容器の代替として耐油紙袋を使用することで、あっという間にSDGsの取り組みに変身!プラスチック容器に比べ、持ち帰った後のゴミの量が減るので、お買い上げいただいたお客様にも喜ばれるのではないでしょうか。

無地以外に印刷の入った規格品「Kパック」もご用意しております。お気軽にお問い合わせください。

3. 企業アピールにも!耐油紙袋オリジナル印刷

3-1. 耐油紙袋のオリジナル印刷詳細

キラックスの耐油紙袋は、オリジナルサイズやオリジナル印刷にも対応しております!

オリジナル最少サイズ:幅70㎜×高さ70㎜
オリジナル最大サイズ:幅300㎜×高さ270㎜
仕様:ミシン目加工◎、底マチ加工◎(折込約35~70㎜)

入れる中身に合わせたサイズで耐油紙袋を製造することができます。

印刷は、従来の水性インキからバイオマス原料を使用したボタニカルインキへ変更しており、現行印刷アイテムの9割はボタニカルインキへ切替え完了済みです。

まずはお試しでオリジナル印刷をしてみたい!という企業様へは、規格サイズの耐油紙袋への小ロット印刷をオススメしております。500枚~1色印刷に対応しており、テスト販売にも最適。Mパックの規格サイズ№20~№70からお選びください。

プラスチック容器削減の取り組みとして耐油紙袋を採用するだけではなく、オリジナルのロゴやマークを印刷することで、企業アピールにも貢献できます!

3-2. 企業の耐油紙袋オリジナル実例を大公開

「鶏三和」の屋号でお馴染みの、鶏肉専門店を展開する株式会社オールドリバー 。SDGsの取り組みが広まる以前より耐油紙袋を採用いただき、オリジナル印刷を施した2サイズを、全国各地の店舗にてテイクアウト用紙袋としてご使用いただいております。

表面は、創業当時の地図が印刷され、長い歴史を感じさせる趣のあるデザイン。裏面には、オールドリバー を含めたさんわグループの歴史が語られています。商品のお召し上がり方法や注意事項も記載しており、お客様が商品を持ち帰った際に、改めて確認することができます。

また、ホームページやSNSアカウントなど企業情報も記載しており、持ち帰り袋としての用途だけでなく、企業アピールにも貢献しています。

社名:株式会社オールドリバー
事業内容:「鶏三和」を始めとする鶏肉特化型専門小売外食店舗を展開。
日本各地の百貨店・エキチカ・複合商業施設・高速道路サービスエリア等での三和の純鶏名古屋コーチンを始めとした小売外食業務。

4. まとめ

プラスチック容器の代替になる耐油紙袋。プラスチックゴミ削減のため、企業ができることを実践してみませんか?

「SDGsの取り組みに耐油紙袋を検討してみたい」、「プラスチック容器削減のため、耐油紙袋でテスト販売したい」というご担当者様、ぜひ一度キラックスまでご相談ください。
サンプルをお届けし、中身に合った耐油紙袋をご提案させていただきます。オーダーメイドのオリジナル耐油紙袋や、印刷を検討したい方も大歓迎!

お気軽にお問い合わせください。

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