林業や土木工事業の方必見!テープの材質を変えるだけでSDGsの取り組みに大変身

2021/07/27
環境製品
#商品開発部#商品紹介#SDGs#環境にやさしい#生分解性プラスチック

「SDGsの取り組みを考えてと言われたものの、林業にできる具体的な内容が浮かばない…」
「土木工事業におけるSDGsの取り組みって、何をすればいいのか全く見当がつかない」
と途方に暮れているSDGsご担当者様!

現場でよく使用する“テープ”の材質を、環境に配慮したものに変更するだけで、簡単にSDGsの取り組みができちゃうんです。

この記事の前半では、SDGsについて簡単にご説明し、後半ではSDGsの取り組みに最適な環境配慮型のテープをご紹介しています。

この記事をご一読いただき、林業や土木工事業のSDGsご担当者様へ取り組み内容のヒントになれば幸いです。

1. まずはSDGsの取り組みを知ろう

SDGs担当者になったものの、SDGsとは一体どういったものなのか、イマイチ理解できていないという方も多いのではないでしょうか。この章では、SDGsの取り組みについて簡単にご説明し、民間企業がSDGsに取り組むようになった経緯についてお伝えします。

1-1. いつから始まった?SDGsの取り組み

SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、「持続可能な開発目標」を英語で表したSustainable Development Goals(サスティナブル・ディベロップメント・ゴールズ)の略。

2015年9月に国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標をSDGsといいます。2030年までに地球上の「誰一人取り残さない」社会の実現を目指し、経済・社会・環境をめぐる幅広い課題に対して取り組む姿勢を表しています。

SDGsの広がりによって、「持続可能な」を意味する「サスティナブル」という言葉もよく耳にするようになってきました。

1-2. なぜ民間企業がSDGsに取り組むようになったのか

実は、SDGsの前身となったMDGs(Millennium Development Goals)という開発目標があります。MDGsは「ミレニアム開発目標」と呼ばれ、2000年9月の国連ミレニアム・サミットで採択されたもの。2015年までに8つの目標を掲げ、達成期限となる2015年には一定の成果をあげました。

しかし、達成できなかった課題も多くあり、それを生かして生まれたのがSDGs。前身のMDGsの取り組みは、国連や政府を主体とするものであったため、民間企業や私たち一人ひとりにはあまり認知されていないものでした。その反省を生かし、国や自治体だけでなく、民間企業や全世界の一人ひとりが主体となり、「誰一人取り残さない」社会の実現を目指しています。

そのため、SDGsはテレビや新聞、ネット上でも多く取り上げられ、企業が取り組むべき優先課題として大きな存在感を示しているのです。

2. 林業や土木工事業の方必見!材質を変えるだけで!?

2-1. いつも使う“テープ”の材質とは?

林業や土木工事業で使用されるアイテムで、使い捨て使用となるものの一つが「目印テープ」「立ち入り禁止テープ」。林業では、木を切り倒す際に目印として木に結び付けたり、森林調査を行うエリアを区切るために、テープで仕切りをしたりします。

また、土木工事業でも工事現場での立ち入り禁止区域の設定や、測量の目印、工区の起終点の目印としてこれらのテープが使用されています。

一般的な目印テープや立ち入り禁止テープの材質は、ポリエチレンやポリ塩化ビニールなどのプラスチック。SDGsの中でも、プラスチックの削減は大きな取り組みテーマであり、下記のようにいくつもの目標に該当します。
目標だけを見ると「どうプラスチックと関わりがあるの?」と思われるかもしれませんが、「→」のように言い換えられます。

  • 目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
    石油資源の節約し、新しい持続可能なエネルギーの普及に。

  • 目標11 住み続けられるまちづくりを
    資源を大切にすることで、住み続けられる地球に。

  • 目標12 つくる責任つかう責任
    プラスチック製品を作り、廃棄する責任を考えることに。

  • 目標13 気候変動に具体的な対策を
    二酸化炭素の排出を抑え、気候変動の抑制に。

  • 目標14 海の豊かさを守ろう
    マイクロプラスチックを削減し、海洋環境の保全に。

  • 目標15 陸の豊かさも守ろう
    二酸化炭素の排出を抑え、森林減少や砂漠化に歯止めを。

つまり、プラスチックを削減すること=SDGsの取り組みとなるのです!

2-2. たったこれだけ!SDGsの取り組みに大変身

それでは、プラスチック削減のために目印テープや立ち入り禁止テープを使わなければいいのか?というと、そうはいきません。このテープは、林業や土木工事業の作業を進行する上で必要不可欠なアイテムだからです。

そこで!目印テープや立ち入り禁止テープの材質を「バイオマス系生分解性プラスチック」に変えてみませんか?

「バイオマス」とは、植物由来の原料からつくられたもの。バイオマス系の原料をテープに使用することで、排出するCO2と吸収されるCO2が同じであるという「カーボン・ニュートラル」の概念に該当。
石油資源を節約し、地球上のCO2を増やしません!「植物由来=サスティナブル」であるため、SDGsの考え方にもぴったりです。

そして、生分解性プラスチックとは、使用時にはプラスチックと同じ機能を持ち、使用後は自然界に存在する微生物の働きによって、最終的に水と二酸化炭素に分解され土に還ることができる画期的な素材のこと。

生分解性プラスチック製テープを使用した場合、意図せず風に吹かれて飛んでいったとしても、自然に還るのでゴミになりません。また、焼却時も石油由来のプラスチックに比べ、二酸化炭素の発生量を抑えることができます。

このように、目印テープや立ち入り禁止テープの材質を「バイオマス系生分解性プラスチック」に変えるだけで、あっという間にSDGsの取り組みに参加することができるのです!

2-3. SDGsだけじゃないメリットも

実は、生分解性プラスチック製テープを使用することでこんなメリットも生まれます。

林野庁によると、林業従事者の数は年々減少しており、さらに65歳以上の高齢者の割合が増加傾向にあります。高齢者が多く人手が足りない中で効率よく作業を行うためには、作業者の負担を減らすことが求められます。それに貢献できるのが生分解性プラスチック製の目印テープや立ち入り禁止テープなのです!

従来のプラスチック製テープは、役目を終えた後の回収作業が必要。風に吹かれて飛んでしまうものもあり、回収作業は現場の人たちにとって負担のかかる作業です。それに比べ、生分解性プラスチック製テープは回収不要!貴重な人材を余分な作業にとられることがありません。さらに作業工程の削減により、労働環境の改善にも繋がります。

人手不足や高齢化に悩む林業において、目印テープの材質を生分解性プラスチックに変更することは、SDGsの取り組みになるだけでなく、現状の問題にも寄与してくれる画期的な方法なのです。

3. まとめ

SDGsの取り組みにお悩みの林業・土木工事業のご担当者様、いかがでしたか?
現場で使用する目印テープや立ち入り禁止テープの材質を変えるだけで、簡単にできるSDGsの取り組みをご紹介しました。

サスティナブルで環境にやさしいだけでなく、作業者の負担削減にも貢献できる生分解性プラスチック製テープ。
少しでもご興味いただけましたら、お気軽にお問い合わせください。

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