環境への取り組み事例!新境地開拓で売上&顧客満足度UP

2023/10/30
環境製品
#パッケージング・システム事業部#SDGs#環境にやさしい
環境への取り組み事例!新境地開拓で売上&顧客満足度UP

1967年に設立された太洋工業株式会社様(以下、太洋工業㈱と記載)。50年以上前から「キャスター販売」をメイン事業とし、生産設備や物流設備の販売を行ってきました。

キャスター販売の老舗企業である同社が、弊社 株式会社キラックスと共に、1年ほど前から環境に配慮した「ライスレジン®」製品の販売に注力しています。ライスレジン®とは、廃棄されるお米を原料とした環境負荷が少ないバイオマスプラスチックとして、今注目されている素材の一つ。(ライスレジン®の詳細はこちらから

中核事業とは異なる商材ライスレジン®に注力したことで、お客様への提案の幅が広がり、顧客満足度も向上したそう。

今回は、太洋工業㈱がライスレジン®の販売強化に至った経緯をご紹介。さらに、同社初出展となる展示会の様子をお伝えします。環境への取り組みにお悩みの方へ、お役立ていただけますと幸いです。

【ご紹介企業】
商 号:太洋工業株式会社
設 立:1967年3月
所在地:名古屋市北区如意2-90-3

※この記事は、太洋工業㈱ 代表取締役 椙山篤様、営業部 部長 椙山翔平様へのインタビューを基に作成しています。(記事作成:株式会社キラックス)

1.環境への取り組みの歴史

名古屋市北区に社屋を構える太洋工業㈱。創業当時より、キャスターの販売を中心に成長を続けてきました。

同社が環境への取り組みに注力し始めたのは、約15年前。2007年12月に、環境基本理念及び環境方針を制定しました。2009年にはエコアクション21( 環境省・環境マネジメントシステム )を取得し、主要事業であるキャスター販売を通じて地球環境保全に取り組んできました。

長年エコキャスターの拡販に努め、自社で使用する事務用品のグリーン購入、紙資源の節約や節水も積極的に行ってきました。環境に配慮している風の“パフォーマンス”ではなく、成果に繋がる取り組みを行うことが、太洋工業㈱の環境方針の信念となっています。

2.ライスレジン®との出会い

太洋工業㈱がライスレジン®に出会ったのは、2022年11月。お客様からのご要望で、環境にやさしいレジ袋を探していたことがきっかけでした。

弊社宛にお問い合わせをいただき、自然に還る「生分解性プラスチック」や、植物由来の「バイオマスプラスチック」製品など、いくつかの環境製品をご紹介させていただきました。(生分解性プラスチック・バイオマスプラスチックについてはこちらで詳しくご紹介しています)

その中で最もニーズに合致したのが、ライスレジン®。他のバイオマスプラスチックとは違い、“日本国内で生産されるお米を有効活用している点”に、ご関心をお持ちいただきました。

2-1.ライスレジン®の魅力とは

ライスレジン®最大の魅力は、「廃棄されるお米をアップサイクルしている」こと。本来ならば捨てられてしまう古米や破砕米が、プラスチックとして生まれ変わり、レジ袋やスプーンなどの製品として再び私たちの生活に役立つことができるのです。

さらに、ライスレジン®は初の“国産”バイオマスプラスチック。従来のバイオマスプラスチックは、サトウキビやトウモロコシを原料とし、海外からの輸入に依存していました。輸送にかかる石油燃料や排出されるCO2を考えると、本当に環境に配慮できているのか…といった疑問も生じていました。

それに対し、ライスレジン®は原料であるお米を国内生産しており、プラスチックにアップサイクルするのも国内企業。日本国内のお米自給率はほぼ100%であり、“持続可能な資源”として注目を集めています。

2-2.ライスレジン®を新たな中核事業に

太洋工業㈱の「本当に環境にやさしいものを提案したい」という信念と、ライスレジン®の特長が見事に合致。お客様からも高評価をいただき、すぐにライスレジン®のオリジナルレジ袋制作が決定しました。

それ以来、「ライスレジン®の魅力をより多くのお客様に伝えたい」と、さらに販路を拡大。キャスター販売を中心に事業を展開してきた同社からの提案に対し、“意外な組み合わせ”と驚かれるお客様も多くいたそうです。しかし、「SDGsの取り組みをしたいが、何から手をつけていいか分からなかった」というお客様の課題を引き出すきっかけに。

環境に配慮したライスレジン®製品の魅力と、長年培ってきたネットワークの相乗効果により、次々とお客様からライスレジン®製品の引き合いをいただいています。太洋工業㈱がライスレジン®に出会ってからわずか1年。同社の新たな中核事業として、お客様へ提案の幅を広げ、売上を拡大しています。

3.展示会初出展の様子

2023年10月11日(水)、名古屋市港区で開催された「第18回 しんきんビジネスマッチング ビジネスフェア2023」。(https://www.shinkin-businessfair.jp
太洋工業㈱として初めて展示会に出展。長年のメイン事業であるキャスター販売ではなく、「ライスレジン®製品」のアピールの場として出展しました。

1日のみの開催でしたが、数多くのお客様にお立ち寄りいただき、ライスレジン®製品の魅力を知っていただきました。「本当に環境にやさしいものを提案したい」という、太洋工業㈱の環境方針が間違っていなかったと、改めて実感した展示会となりました。

今後は、ご興味いただいたお客様へのフォローを継続し、一つでも多くのライスレジン®製品を世に送り出せるよう、弊社も万全の体制でサポートさせていただきます!

4.まとめ

今回は、メイン事業と異なる商材としてライスレジン®製品を拡販している太洋工業㈱様をご紹介しました。お客様へ新たな商材をご提案することで、既存商材の売上増加にも繋がっており、ライスレジン®製品の相乗効果はとても大きいとのこと。
弊社と共に、今後もさらにライスレジン®製品の拡販に注力していきます。

ライスレジン®は国産バイオマスプラスチックであり、環境への取り組みに悩まれている企業にも取り入れやすい商材の一つ。株式会社キラックスでは、ライスレジン®をはじめとする環境対応製品を幅広くご提案しています。環境への取り組みにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

▼ライスレジン®製品については、こちらで詳しくご紹介しています。

“お米”の国産バイオマスプラスチック「ライスレジン®」でオリジナル袋作りませんか?

ライスレジン®製品のチラシは下記より、ダウンロードいただけます。
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