「ノントレー包装」とは?環境への取り組みにも◎魅力をたっぷりご紹介!

2025/06/09
食品包装資材
#パッケージング・システム事業部#環境にやさしい#専門知識
「ノントレー包装」とは?環境への取り組みにも◎魅力をたっぷりご紹介!

「ノントレー包装」という言葉を知っていますか?
通常、精肉・鮮魚などは食品売場でトレーにのせて陳列されていますが、
最近ではトレーを使用せず、真空パックなどに入った状態で陳列されていることがあります。
それがトレーを使用しない包装形態である「ノントレー包装」。

  • ノントレー包装って何?
  • ノントレー包装が流行ったきっかけは?
  • 何の包装に使われているの?

このように ノントレー包装に興味をお持ちの方、必見です!
この記事では、ノントレー包装とは何か?ということについて深掘りしていきます。

ノントレー包装に興味がある方も、初めて聞いたよ!という方も、是非ご一読ください。

1.ノントレー包装って何?

まずは「ノントレー包装」の概要からお伝えしていきます。

1-1.ノントレー包装につい

ノントレー包装とは、食品トレーを使用せずに袋詰めをする包装形態のこと。

一般的な精肉や鮮魚の包装といえば、トレーにのせたものを想像する方が多いと思います。
ノントレー包装という包装形態は、実は10年以上前から存在していました。

ノントレー包装の開発が始まったきっかけは、2008年頃。
スーパーで会計を終えた購入品を袋詰めする際、トレーの中身だけを備え付けのビニール袋に移し替え、
トレーは店舗のゴミ箱に捨てていくという「くるりポイ」問題が頻発していました。

「くるりポイ」をされてしまうと、悪臭や雑菌の増殖など衛生上の問題が発生します。
そのような問題が発生してしまった場合、店舗の悪評が立ち客足が遠のく恐れも…

そこで、くるりポイ問題に対応するべく、トレーを使用しないノントレー包装が普及。
その後 2020年頃より、SDGsの意識拡大やコロナ禍による家庭ごみ増加がきっかけとなり、
さらに需要が高まっています。

1-2.メリット・デメリットは?

ノントレー包装のメリット、デメリットはそれぞれどのようなものがあるのでしょうか?
下記にまとめました。

<ノントレー包装:メリット>
・家庭ゴミの削減
・ゴミの削減による環境負荷の低減
・かさばりにくく、冷蔵庫・冷凍庫内で省スペース保管が可能
・真空パックで包装した場合、保存期間が延長できる

<ノントレー包装:デメリット>
・包装機が必要になるため、初期費用がかかる
・トレーが無くなる分、見栄えが寂しくなる
・水分が多い、崩れやすいような食材の包装には向いていない

メリットとしては、トレーを使用しないことによってゴミが減り、環境に優しく保存もしやすいこと
デメリットとしては、包装機を購入する際の初期費用、トレーに乗せて販売する時よりも見栄えが寂しくなってしまうことなどが挙げられます。

1-3.ノントレー包装の使用例

ノントレー包装ではトレーを使用せず袋のみで食材を包装するため、ある程度塊になっている食材や、真空包装に適した食材の包装として導入されています。
反対に、液状や水分の多い食材・柔らかく型崩れしやすい食材などは包装後の袋からの漏れや変形の恐れがあるため、ノントレー包装には向いていません。

ノントレー包装の具体的な食材例は下記よりご確認ください。
導入を検討されている方は、参考にしていただけると幸いです。

【塊になっている食材】牛・豚のブロック肉、鶏肉
【真空包装に適した食材】ハム・ベーコン・ソーセージ等の加工肉、切り身の魚、冷凍食品

2.ノントレー包装を導入したい!

続いては、ノントレー包装の導入を検討されている方に向けて、ノントレー包装を行うためには何が必要か?ということをお伝えします。

2-1.ノントレー包装に必要なものは?

ノントレー包装を導入するにあたって必要なものは、真空包装機と真空袋。
初期費用であるイニシャルコストはもちろん、ノントレー包装を導入した後の維持費用であるランニングコストについても検討の上、導入を進めましょう。
また、中身の食材が決まっている場合は、食中毒等を防ぐため品質保持の観点からも十分に検討が必要です。

2-2.弊社でご相談承ります

ここまで読んでいただき、「ノントレー包装、導入してみようかな?」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

弊社キラックスでは、包装資材・機械の専門部隊より、ノントレー包装を含む様々な食品包装のご提案を行っています。
前向きに導入を検討されている方はもちろん、自社に向いているのはどんな機械なのか?など詳しい話を聞きたいという方も、お気軽にキラックスまでお問い合わせください。

3.まとめ

以上でノントレー包装についての解説記事を終わります。

ノントレー包装とは、食品トレーを使用せずに袋詰めをする包装形態のこと。
くるりポイ問題をきっかけに開発が進み、
さらにSDGs等の環境に対する意識の高まりにより、現在需要が高まっています。

また、ブロック肉や鶏肉、ハムやソーセージ、魚の切り身のように、
ある程度塊になっている食材や真空包装に適した食材の包装に向いています。

ノントレー包装について少しでも興味をお持ちの方は、是非キラックスまでお声がけください。
お客様のご希望に沿ったご提案をさせていただきます!

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