【巻くだけOK】どんな配管も“錆”から守る！「防食テープ」とは？

2025/05/01

粘着テープ

#複合資材事業部CS部#商品紹介#専門知識

「防食テープ」というテープについて知っていますか？

防食テープとは、金属が“腐食”して錆が起こるのを防ぐためのテープのことで、
配管を長持ちさせるために必要不可欠な存在です。

防食テープって何？
どんなところで使われているの？
使ってみたいけど…何を選べばいいかわからない

このような疑問やお悩みを抱えている方、ご安心ください。
この記事では防食テープについての解説と、
弊社キラックスで実際に取り扱っているテープの紹介をします。

防食テープを知らない方も現在防食テープを探している方も、是非ご一読ください！

INDEX

1.防食テープとは？
2.防食テープを買いたい！
- 2-1.防食テープの購入場所
- 2-2.キラックスでも取り扱っています
3.まとめ

1.防食テープとは？

まず始めに、防食テープについての基本的な情報からお伝えしていきます。

1-1.防食テープについて

本記事の導入部分でも少しお伝えしましたが、
「防食テープ」とは、金属が“腐食”して錆が起こるのを防ぐ効果のあるテープのこと。
主に金属製の配管などに巻き付けて使用されます。

防食テープの中でも素材が異なる製品もあるため、
対策したい箇所の腐食の原因や、周辺環境の状況を見極めて製品を選ぶ必要があります。
さらに配管に巻き付けて使用するため、一度巻いてしまうと手軽に巻きなおすことができません。
事前に使用方法を調べた上で、正しい巻き方での使用が求められます。

【おまけのコラム】“腐食”って何？

ここで補足として、金属の“腐食”とは何か？ということについて解説します。
金属の腐食とは、金属が酸素と水に触れることで化学反応が発生し、結果的に金属に錆が発生してしまうことを指します。
（微生物の働きによる、食品の“腐敗”とは異なります。）

酸素と水は空気中だけでなく土の中にも存在するため、腐食を防ぐためにはどんな配管でも全体をテープでぐるぐる巻きにする必要があります。

また、配管に巻いたテープ自体が劣化してしまうと腐食を防ぐことができません。
そのため、使用場所に適したテープ選びが重要になってくるのです。

1-2.防食テープの使用場所

配管の腐食を防ぐための防食テープですが、どのような場所で使用されているのでしょうか。
主な使用場所は下記の通り。

水道管、ガス管などの各種パイプライン
電力ケーブル、通信ケーブル
化学薬品を扱う工場内の配管
湿気の多い工場内の配管
その他、地中や水中などに埋没した配管

水道管やガス管、電力ケーブルに使用されていると聞くと、防食テープがかなり身近な存在に感じるのではないでしょうか。

また、使用目的は同じ「防食」でも、配管の周辺環境によって適している防食テープの特性は異なります。

＜適している防食テープの特性一例＞
高温の液体・気体が通る配管 → 耐熱性のある防食テープ
漏電の危険がある電力ケーブル → 絶縁体素材の防食テープ
屋外の配管 → 紫外線に強い防食テープ

防食テープの特性は素材によって異なり、
主な素材としては【塩化ビニル・ポリエチレン・ペトロタラム】が挙げられます。
防食テープの購入時には、必ず使用予定の配管に合う特性を持ったテープを選びましょう。

2.防食テープを買いたい！

ここからは防食テープの購入を検討している方に向けて、主な購入場所とキラックス製防食テープの紹介をしていきます。

2-1.防食テープの購入場所

防食テープはホームセンターや通販サイトなどで購入可能。
様々なメーカーの中から好きなテープを選び少量から購入できるため、気軽に防食テープを手に取ることができます。

商社や小売店の方など、企業としてまとまった量の防食テープを購入したい方は、包装資材商社やテープメーカーからの購入がおすすめです。

2-2.キラックスでも取り扱っています

ここまで解説をしてきた防食テープですが、弊社キラックスでも自社製品として取り扱っています。
キラックス製の防食テープは耐久性・防食性に優れており、各種パイプラインの保護、防食に最適です。

詳細は下記の通り。

＜防食テープ #BS23　概要＞
・JIS Z1901 認証品
・材質：ポリ塩化ビニル(基材)、ゴム系(粘着剤)
・カラー：シルバーグレー、ブラックの2色
・サイズ(入数)：50㎜×10ｍ(50巻)、75㎜×10ｍ(30巻) の2種類
・耐久性、防食性に優れている◎
・ジョイント部、屈曲部によく馴染む