今年も行ってきました!「エフピコフェア 2024」展示会レポート

2024/04/22
食品包装資材
#パッケージング・システム事業部#展示会
今年も行ってきました!「エフピコフェア 2024」展示会レポート

2024年4月12日(金)、株式会社エフピコをはじめとするエフピコグループ主催の
「エフピコフェア 2024」に行ってきました。

エフピコフェアとは、エフピコグループが東京ビックサイトにて開催する、年に一度の大イベント。
弊社キラックスのように包材を取り扱う企業様から小売店様など、“食”に関わっている方々が全国から訪れます。

この記事では、エフピコフェア2024についてのレポートを載せています。

【エフピコフェア 2024 概要】
開催場所:東京ビックサイト[南1・2ホール]
開催日時:2024年4月10日(水)~12(金) 9:00~17:00
詳細URL:https://www.fpco.jp/proposal/event_new.html

エフピコフェア2023のレポート記事はこちら

1.エフピコフェアって?

エフピコフェア2024のレポートを始める前に、エフピコをよく知らない方、またはエフピコフェアに行ったことがない方に向けて簡単な紹介をします。

1-1.株式会社エフピコについて

株式会社エフピコとは、1962年の創業以来、60年以上食品トレー・容器の製造販売を続けてきた大手トレーメーカー。
トレーの研究所、生産工場、さらにリサイクル工場も自社で持ち、使用済みトレーとPETボトルのリサイクルを行っています。種類や機能性にも申し分のないエフピコ製品。キラックスでも長きにわたり販売を続けています。

〇過去のエフピコ関連記事はこちら
エフピコリサイクル工場に潜入!最新トレー容器もご紹介
食品トレー製造最大手・エフピコってどんな会社?オススメ商品5選

1-2.これまでのエフピコフェア振り返り

「エフピコフェア」とは、エフピコグループが主催する、エフピコ製品を活用しながら“商品開発”や“売り場作り”を提案するイベントのこと。初開催はなんと2001年!2015年以降は毎年開催されています。

毎年異なるテーマが設定されているエフピコフェア。コロナ禍や原料高騰など、めまぐるしく変化する市場に向けてどのようなテーマの展示があったのか、これまでのエフピコフェアをいくつか振り返ってみました。

約10年前:エフピコフェア2015「魅せる売り場×食べたくなる商品」
市場のニーズをおさえて開発した新製品の展示と、全国各地の成功事例を厳選したトレンドの展示に注力。

5年前:エフピコフェア2019「未来のための原点回帰」
バックヤードでの作業性向上に役立つ容器のご提案など、「課題解決」に繋がる事例を紹介。海洋プラスチックごみ問題が注目される中で、エフピコ方式のリサイクルについても参加者に訴求。

2年前:エフピコフェア2022「これからのあたりまえ」
コロナ禍によって「あたりまえ」が変わってしまった世の中。拡大している冷凍市場に対応するべく、多彩で高機能な耐寒容器の提案で包装形態の変化をサポート。

このように、時代のニーズに合わせて容器や包装関連機器を提案しているのがエフピコフェアの特長です。

〇一年前のエフピコフェア2023については、こちらで紹介しています。
3月といえば…?「エフピコフェア 2023」展示会レポート

1-3.エフピコフェア2024 今年のテーマは…?

時代のトレンドに合わせたメインテーマを掲げているエフピコフェアですが、ずばり今年のテーマは…
「『人手不足』の本番はこれから 現場の変化 支える容器」です。

現在、食品業界で問題視されている“現場の人手不足”。
人手不足の課題解決に繋がる容器や機械を中心に、現場を支える多彩な展示が並んでいました。

2.今年も盛り沢山!見どころをご紹介

ここからは、エフピコフェア2024の中身をご紹介!
大きく二つのゾーン展開になっており、内容は下記の通り。

  • 店舗の表側(売り場)をご提案する【現場実践ゾーン】
  • 店舗の裏側(※PC、バックヤード)をご提案する【機械化ゾーン】

現場実践ゾーンでは
ベーカリー&スイーツ・米飯・青果・精肉・温惣菜・冷惣菜・寿司・鮮魚・エフピコ商事
9つのエリアに分かれ、様々な食品トレー・容器を展示。

機械化ゾーンでは
PC/CK・冷凍・輸送・バックヤード
4つのエリアに分かれ、展示機械の導入事例とあわせて紹介されていました。

※PC:プロセスセンター。通常店舗にて行われる食品の仕入・加工・配送などをまとめて行っている工場。外食産業の「セントラルキッチン(CK)」と同じ役割を担っています。

2-1.店舗の表側をご提案【現場実践ゾーン】

現場実践ゾーンのテーマは「スグお役に立つ情報力で支える」というもの。容器の中に本物の食品を入れて陳列し、売り場をまるごとご提案することで、思い立った時にすぐマネできるような展示になっていました。

先ほどご紹介した9つのエリア
ベーカリー&スイーツ・青果・精肉・温惣菜・冷惣菜・寿司・鮮魚・米飯・エフピコ商事
それぞれで定番の盛り付けから斬新な盛り付けまで展示。

同じ形の容器でも、本体の色や中身の食品、さらに陳列の仕方次第でイメージが大きく変わってくることを実感しました。

特に印象に残った容器をいくつかご紹介します。

【青果エリア】
フローズンフルーツコーナーでは、通常の耐寒容器を使用したもの、スリーブをはめたもの、さらに三方袋に入れて真空状態にしたものまで陳列。蓋の代わりに三方袋を使用することで、冷凍庫内でかさばらない、蓋より霜が付きにくい といった利点があります

【米飯エリア】
丼物コーナーでは、容器+中皿のご提案。丼ぶり容器に具材用の中皿を追加することにより、ご飯に汁が浸みこまないだけでなく、調理時の作業改善が可能!洗い物の作業時間短縮で人手不足に対応します。

様々な容器を使用した、色とりどりのおむすびコーナー。おむすびといえばフィルムやラップで包んで販売されているイメージが強いですが、容器を活用することで見栄えも陳列時の効率もアップします。

【冷惣菜エリア】
麺コーナーでは斬新なカップタイプから中皿を使用したもの、天面が広く中身が見やすいものまで幅広く展示。容器の中身も うどん・そうめん・蕎麦・パスタ と揃っており、既に麺類を取り扱っている方には必見のコーナーでした。

2-2.店舗の裏側をご提案【機械化ゾーン】

機械化ゾーンのテーマは「進化し続ける機械化を支える」というもの。PC/CK・冷凍・輸送・バックヤードそれぞれの関連機器を、各企業様の導入事例(成功事例)とあわせてご提案。
現場での人手不足を乗り越えるための、様々な機械が展示されていました。

こちらも印象に残った展示をご紹介します。

【PC/CKエリア:株式会社長沼製作所「サイレントカッター NHY-20」】
肉や野菜のみじん切り、ねぎとろ製造などあらゆる食品のカッティングに最適な機械。PC内に導入し、ねぎとろ単品の商品だけでなく、チューブ品や巻き芯用も製造。店舗内で「自社製ねぎとろ」を活用している企業様の事例です。

【冷凍エリア:菱豊フリーズシステムズ「プロトン凍結機・解凍機」】
食品の細胞の破壊を防ぎ、美味しさを維持したまま凍結できる急速凍結機と、低温の蒸気を使い、商品を加熱することなく解凍する解凍機。あわせて使用することで注力したい商品を常に提供でき、急な商品不足にも対応可能です。

【バックヤードエリア:TOSEI「密着真空包装機」】
コンパクトサイズで手軽に設置できる小型スキンパック。販売数が見込みより少なくなりそうな時など、売れ残っている商品をすぐにスキンパックすることで、見た目の美しさを維持したまま長時間陳列することが可能です。

3.まとめ

エフピコフェア 2024は、メインテーマである“現場の人手不足”に対応していくための食品容器、包装関連機器など様々な提案が盛り沢山の展示会でした。

来年はどのようなテーマを掲げて何を展示するのか、今から楽しみです。

株式会社キラックスでは、本記事でご紹介した食品容器からその他のエフピコ製品まで、全てお取扱いが可能です。また、専門部隊による現場の機械化のご提案も行っております。

現場に関するご要望・お困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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