冷凍食品に欠かせない!「冷凍容器」とは?おすすめ2選もご紹介

2025/10/14
食品包装資材
#パッケージング・システム事業部#商品紹介#テイクアウト
冷凍食品に欠かせない!「冷凍容器」とは?おすすめ2選もご紹介

世帯状況の変化や技術の発展、新型コロナウイルスの流行など、
様々な情勢の中で市場を拡大してきた冷凍食品。

現在は唐揚げやチャーハンのような定番メニューはもちろん、
スイーツや巻き寿司などの珍しい冷凍食品も多く販売されています。

そんな冷凍食品に欠かせないのが「冷凍容器」

本記事では、冷凍容器に焦点を当てて解説&おすすめ容器の紹介をします。
冷凍容器を探している方や冷凍食品市場への参入を検討されている方、是非ご一読ください!

〇下記記事でも「冷凍」について特集しています。
冷凍市場に興味がある方必見!冷凍食品容器5選&ど冷えもんをご紹介
大盛況!キラックス ミニ展示会 ~冷凍&環境への取り組み~

1.冷凍容器について

「冷凍容器」とはその名の通り、何かを冷凍する際に使用される容器のこと。
冷凍容器にはどのようなことが求められ、一般的なプラスチック容器と何が異なるのでしょうか?

1-1.冷凍容器とは

まずは、冷凍容器とは?どのような要素が求められているのか?という点について解説します。

それはずばり、「耐寒性」。耐寒性とは、“冷凍環境での割れにくさ(強度)”を表します。

冷凍環境ではプラスチックも凍結・硬化するため、脆くなった部分が割れたり破損する場合があります。
そんな時に重宝されるのが、「耐寒性」を持つプラスチック容器。

1-2.普通のプラスチック容器と何が違うの?

耐寒性を持つ容器と耐寒性を持たない一般的なプラスチック容器との違いは
先ほどもお伝えした“冷凍環境での強度”であり、輸送時の破損リスクが異なります。

耐寒素材の効果検証として -50℃保存での落下テストを行った際、
非耐寒容器(APET)は割れが発生し、耐寒容器(OPET)は割れませんでした。
((株)エフピコ調べ)

容器の割れは中身への破片混入の可能性があるため、大変危険です!
冷凍商品の容器には、一般的なプラスチック容器ではなく
耐寒素材を使用したプラスチック容器が安心ですね。

1-3.「冷凍」流行の裏側は?

記事導入でも少しお伝えしましたが、急速冷凍など加工技術の発展を始め、
・共働き世帯や単身世帯の増加によって「調理の時短・簡便化」が求められるようになったこと
・コロナ禍以降の巣ごもり需要によって「食品の長期保存」が求められるようになったこと
こういった世界情勢の変化により、冷凍食品市場は拡大していきました。

そして冷凍食品市場の拡大に伴い、需要が増えてきた冷凍容器。その裏側にはこんな事情があります。

スーパーマーケットなどの小売店では、以前はバックヤードで製造・加工をし、
そのまま店頭に出すという流れが一般的でしたが…
現在はプロセスセンター(PC)の導入により製造場所が変化し、輸送シーンが増加。

輸送時の衝撃や荷物同士の接触、運搬の際の落下など、
食品の輸送には品質低下に繋がる多くの危険が潜んでいます。

そのため、輸送にも耐えられる耐寒性を持った冷凍容器が求められるようになりました。

1-4.忘れてはいけない!耐熱性

ここまで、冷凍容器には「耐寒性」が重要だとお伝えしてきましたが、
もう一つ忘れてはいけないのが「耐熱性」

冷凍食品の解凍方法が自然解凍や流水解凍の場合は問題ありませんが…
電子レンジ加熱で解凍する場合は容器の変形・穴空きなどのリスクが発生します。

実際に、常温の惣菜と同じ容器を冷凍総菜にも使用していた店舗にて、
年間に7~8回「電子レンジ加熱によって容器が溶けた」というクレームが発生したというお話もあります。
(平日約2,500人ほど来店される店舗)

電子レンジ加熱をする冷凍食品には、加熱の際に必要なワット数や時間を確認した上で、
耐えられる耐熱性を持った容器を選びましょう。

2.おすすめ冷凍容器2選をご紹介!

冷凍容器についての解説を終えたところで、ここからは弊社おすすめの冷凍容器を二つご紹介します。

2-1.エフピコ「耐寒PPiP-タルク®」

一つ目は株式会社エフピコの「耐寒PPiP-タルク®」
[耐寒性・耐熱性130℃]

どんな売り場にもどんな中身にも対応できる、全12シリーズ33アイテムのラインナップ。
丸型、長方形、丼ぶり型にプレート、仕切り付きのものまで揃っており、
冷凍弁当や冷凍惣菜はもちろん、冷凍巻き寿司などジャンル問わずぴったりな容器を見つけることができます。

ポイント1:豊富なラインナップ
ポイント2:従来品と比較し、プラスチック使用料を25%削減(強度・耐衝撃性は従来品を維持!)

2-2.エフピコチューパ「FLシリーズ」

二つ目はエフピコチューパ株式会社の「FLシリーズ」
[耐寒性・耐熱性130℃ (蓋:110℃)]

本体・蓋ともに冷凍から電子レンジまで使用可能。
蓋部分は一般的な蓋の他に、トップシール・ピロー包装・真空包装にも対応しているので、
予算や売場での見せ方などの希望に合わせて選べます。

ポイント1:本体・蓋ともに耐寒性・耐熱性◎(透明度の高い常温用の蓋も販売あり)
ポイント2:蓋が変更可能で、多様な包装形態に対応

 

3.まとめ

以上で、冷凍容器についての記事を終わります。
本記事で解説した内容を下記にて簡単にまとめました。

  • 冷凍容器には「耐寒性(冷凍環境での割れにくさ)」が求められる
  • 一般的なプラスチック容器は冷凍すると脆くなり、破損のリスクが高まる
  • 電子レンジ加熱を行う場合は「耐熱性」も必要

今回ご紹介した冷凍容器はどちらも弊社にてお取扱い可能です。

もちろん、別の冷凍容器のご提案もできますので
興味のある方はお気軽にキラックスまでお問い合わせください。

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