「ビニールテープ」とは?「絶縁テープ」との違いを解説します!

2023/10/17
粘着テープ
#複合資材事業部CS部#商品紹介#専門知識
「ビニールテープ」とは?「絶縁テープ」との違いを解説します!

「絶縁テープ」と「ビニールテープ」、同じような意味合いで使われることが多く、混同されやすい名称です。

  • 絶縁テープとビニールテープって何が違うの?
  • そもそもビニールテープって何?どんな時に使えるの?
  • 電気工事での絶縁保護のためにテープを探しているんだけど、、

このようなお悩みをお持ちの方、ご安心ください!
この記事では、絶縁テープとビニールテープそれぞれの違いをご説明
さらに、
用途別におすすめのテープをご紹介します。

株式会社キラックスでは、幅広い種類の粘着テープを取り扱っており、消費者様や小売店様向けの販売を行っています。
この記事をお読みいただくことで、お客様の絶縁テープ・ビニールテープ探しにお役立ていただければ幸いです。

1.「絶縁テープ」と「ビニールテープ」、違いは?

同じアイテムを指すことも多い「絶縁テープ」と「ビニールテープ」。二つのテープにはどのような違いがあるのでしょうか?早速ご説明していきます。

  • 絶縁テープ:電気をほとんど通さないテープの総称
  • ビニールテープ:「絶縁テープ」の中の一つで、「ポリ塩化ビニル」という素材から作られたテープのこと

大まかに説明すると このような違いがあります。

「ビニールテープは絶縁用途で使用するテープである」という認識は間違ってはいませんが、実は、ビニールテープの中には電気を通しやすい素材も存在します。
誤って使用した場合、重大な事故に繋がりかねません。絶縁用途には「電気絶縁用ビニールテープ」を選択することが重要です。

また、絶縁テープの中には、ビニールテープの他に「布」や「ゴム」、「ガラス」などを素材としているテープもあるんです!
本記事では、ビニールテープと絶縁テープそれぞれの種類や用途について詳しくお伝えしていきます。

2.絶縁テープについて

まずは絶縁テープについて、ビニールテープの他にはどのような素材から作られたテープがあるのか、詳細をご説明していきます。

2-1.絶縁テープとは?

絶縁テープとは“電気をほとんど通さないテープの総称”とお伝えしましたが、ビニールテープの他にはどのような素材のものがあるのでしょうか。下記にてまとめています。

2-2.絶縁テープを選ぶ基準

先ほどの表にある通り、絶縁テープには様々な種類があります。どれも便利な特長を持っているので、絶縁用途以外で使用されることも。

絶縁テープを初めて使用する方に、特に注意していただきたい項目は以下の通りです。

  • 絶縁したい箇所の電圧量はどのくらいか?
  • 発火の危険性はあるか?
  • 高温環境、または低温環境での使用か?

次の表では、どのような現場・用途でどの種類の絶縁テープが使用されているのかをまとめました。
使用を検討している環境と似たようなものはあるかチェックしてみましょう。

3.ビニールテープについて

ここからはビニールテープに焦点を当てて、どのような商品が販売されているのかご紹介します。

3-1.ビニールテープとは?

ビニールテープとは、冒頭でお伝えした通り「ポリ塩化ビニル」という素材から作られた絶縁性を持つテープのこと。ポリ塩化ビニルには、高い絶縁性の他に 柔軟性があり伸びやすい・燃えにくい といった特長があります。

ビニールテープは主に下記のような用途で使用されています。

  • 通電したくない部分に貼り付け、電気を遮断する
  • 通線時、スチールワイヤー等に対して電線を固定する
  • 配線時、バラバラになった電線やケーブルを束ねる

配線の区別のために豊富なカラーバリエーションもあり、電子機器業界や電気系インフラ業界など様々な現場で必須のアイテムとされています。

3-2.ビニールテープ使用上の注意

ビニールテープを使用する際の注意点として挙げられるのは、「夏場などの暑い時期に、ビニールテープが溶けてしまう可能性がある」ということ。
ビニールテープの素材の問題上、耐寒性に優れている製品が多いのですが、耐熱性は弱いとされています。
※最高使用温度や最低使用温度は製品によって異なります。

耐熱性が弱い製品を高温環境で使用した場合、粘着剤がテープから漏れ出てベタベタになってしまうことも。

また、粘着性の影響で、保管状態によってはごみやほこりが付着してしまうこともあります。ごみやほこりが付着している状態で絶縁処理に使用した場合、出火の原因になってしまいます。
使用環境や保管状態には十分に注意しましょう。

3-3.実際に販売されているテープをご紹介

実際に販売されているビニールテープには、どのような製品があるのでしょうか。
弊社キラックスで販売しているビニールテープをご紹介いたします。

【取扱いサイズ】
・19㎜×10m
19㎜×20m
・38㎜×20m
・50㎜×20m

【取扱いカラー】
・白色
・黒色
・灰色
・赤色
・黄色
・青色
・緑色
・透明色(ツヤ消しタイプ)
・クリーム色(19㎜幅のみ)

【備考】
・JIS-C2336 A種 認証
・RoHS2.0対応
・鉛不使用

キラックス製のビニールテープは、サイズ・カラーバリエーションともに豊富にご用意。電気絶縁にはもちろん、結束・色分けにもおすすめのアイテムです。

また、キラックスではビニールテープへのオリジナル印刷も行っています。
詳細については下記記事でご紹介しております。
【JIS認証工場製造】ビニールテープのオリジナル印刷はお任せください

4.まとめ

「絶縁テープ」と「ビニールテープ」の違いや、それぞれの特長はお分かりいただけたでしょうか。
2つの名称の違いを大まかに表すと、電気をほとんど通さないテープの“総称”か、“その中の一種類”か、ということでした。

特に絶縁保護に使用するテープをお探しの場合は、安全のためにも使用環境をよく確認し、最適な素材のテープ選びが大切です。

テープのご購入を検討されているお客様、弊社キラックスにお気軽にお問い合わせください。
ビニールテープを始めとする粘着テープを専門に取り扱っているスタッフより、お客様の用途に最適なテープをご提案させていただきます。

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