【5分でわかる】ポリサンド紙?ポリラミ紙?違いを解説

2024/02/29
ラミネート製品
#複合資材事業部#専門知識#ラミネート
【5分でわかる】ポリサンド紙?ポリラミ紙?違いを解説

「ポリサンド紙」という言葉を聞いたことはありますか?
初めて聞く方でも、“ポリ袋”、“ポリ容器”というように、「ポリエチレン」が関係した何かのように思う方が多いのではないでしょうか。

  • ポリ袋はわかるけど…ポリサンドって何だろう?
  • 「ポリサンド」と「ポリラミ」って何が違うの?
  • どのようなところで使われているの?

この記事では、自社工場で実際にポリサンドを製造している株式会社キラックスより、ポリサンド紙とは何か?ということについて詳しく解説させていただきます。
日常生活での身近な使用例も紹介しておりますので、ぜひご一読ください。

〇キラックスで行っているラミネートについて、下記記事で紹介しています。
https://www.kiracs.co.jp/blog/p7892/

1.「ポリサンド」について

まずは、ポリサンドについて意味や特徴などを詳しく解説していきます。

1-1.ポリサンド紙って何?

ポリサンド紙とは、2枚の紙と紙の間にポリエチレンを挟んでラミネートしたもの

紙の種類によって差はありますが、一般的に紙は湿気や水に弱い性質があります。
その弱点を補うために活用されるのが、「ポリサンド」。紙と紙の間にポリエチレンを挟みこむことで、
紙単体の時に比べ、
防水性・防湿性を高めた素材にグレードアップすることができるのです。

また、紙以外にも不織布やアルミ箔などにポリエチレンを挟んだものも「ポリサンド」と呼ばれ、
このようなラミネート方法のことを「押し出しラミネート」と呼びます。

〇下記記事では、不織布を基材にした押し出しラミネートについて解説しています。
https://www.kiracs.co.jp/blog/p2520/

1-2.ポリエチレンが持つ効果とは

「ポリサンド」というキーワードについては理解したが、なぜポリサンドにすることで防湿性・防水性が高まるのか?
そもそもポリエチレンにはどのような効果があるのか… と、疑問に感じる方もいるかと思います。

ポリエチレンとは、プラスチック素材の一つで
防水性・防湿性・耐油性・耐薬品性・耐寒性・電気絶縁性 に優れています。

ヒートシール性にも優れて加工しやすいことから、ラミネートにも使用されるようになりました。

〇機能性を高めた食品用袋としても、ポリエチレンが活躍中!
https://www.kiracs.co.jp/blog/p7905/

2.何だか似ている?「ポリラミ紙」について

ポリサンド紙と同じく紙とポリエチレンをラミネートしたものとして、「ポリラミ紙」があります。
ポリサンド紙とポリラミ紙 両方は知らなくても、どちらか片方だけ聞いたことがある!という方も多いかもしれませんね。

2-1.ポリラミ紙の概要

ポリラミ紙とは、通常の紙の片面にポリエチレンをラミネートしたもの

紙は一般的にクラフト紙が使用されることが多く、
強度に優れているが水には弱いクラフト紙に耐水性に優れたポリエチレンをラミネートすることで実現した、
高い防水性・防湿性が特徴です。

コピー用紙や金属部品など、湿気から守りたい製品の包装資材として重宝されています。

2-2.ポリサンド紙とポリラミ紙、何が違うの?

ここまで紹介してきた「ポリサンド紙」と「ポリラミ紙」、
・紙にポリエチレンをラミネートする
・防水性、防湿性を高められる
このように似た要素が多い素材ですが、どのように使い分けられているのでしょうか?

ポリサンド紙とポリラミ紙、2つの違いと使い分けについて下の表にまとめました。

※「建材用防湿紙」とは、“反り防止シート”とも呼ばれ、室内ドア、クローゼット扉、床フローリングなどに貼られている。
これらのような木質建材が湿気を吸って膨張し、建具が歪んだり反ったりすることを防ぐ。

大きな違いはポリサンド紙、ポリラミ紙それぞれの特長です。
“防水性、防湿性を高められる”といった共通の特長に加え、
ポリサンド紙は基材を貼り合わせることにより、厚みやコシの強度アップが可能なこと。
ポリラミ紙は手を汚さない程度の短時間の耐油性と、樹脂コーティング面のヒートシール性
主な違いとして挙げられます。

用途としては、
ポリサンド紙は宅急便の角底袋や手土産用の手提げ袋などの袋類、封筒、緩衝材、建材用防湿紙など、
比較的強度が必要なもの
ポリラミ紙はハンバーガーの包み紙や惣菜袋などテイクアウト用の紙製品、紙コップ、コピー用紙の外装紙など、
使い捨て用途が多いものに使用されています。

どちらも日常生活の中で身近に使用されていますね。
一見似たもののように感じるポリサンド紙とポリラミ紙ですが、それぞれの特長を活かし、使い分けられています。

3.まとめ

ポリサンド紙の解説については以上になります。

ポリサンド紙とは、2枚の紙と紙の間にポリエチレンを挟んでラミネートしたもので、
通常の紙と比較して防水性・防湿性・強度が高められた素材のこと。

その特長を活かし、強度が必要な袋類や緩衝材、建材用の防湿紙など、身近なあらゆる場面でも使用されています。
一方、紙の片面にポリエチレンをラミネートしたポリラミ紙は、使い捨て用途に多く使用されるなど使い分けがされています。

弊社キラックスでは、三重県にあるラミネート工場にて今回解説したポリサンド、ポリラミ紙の製造を行っています。

他にも、自社で行っているラミネートに関するコラム・事例紹介をホームページから発信中!
「ラミネート工場を探している」「工業系ラミネートの知識を付けたい」という方がいましたら、参考にしていただけますと幸いです。

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