日本初！海の中で分解されるレジ袋の開発＆配布

“海洋プラスチックごみ問題”に対策したいというお客様のお声をきっかけに、キラックスと三菱ケミカルグループ様と共同で海洋生分解性プラスチックを使用したレジ袋を開発いたしました。

海洋生分解性プラスチックとは、海洋中に流れ出たとしても、微生物などの働きによって水と二酸化炭素に分解されるプラスチックのこと。近年、問題視されているプラスチックごみによる海洋汚染対策の取り組みとして、普及に期待が寄せられています。

今回のレジ袋に使用したフィルムの素材は、BioPBS™（バイオPBS）というもの。原料にはトウモロコシなど植物由来のものを使用しており、このフィルムは海洋生分解性の試験において1年間で約90％分解されたとの評価を得ています。

スーパーのレジ袋として使用するとのことで、お客様の用途に合わせてサイズや袋の仕様を調整いたしました。

今回 開発した海洋生分解性プラスチックレジ袋を導入していただいた企業様は下記の2店舗。

・株式会社スーパー細川様（大分県中津市万田391-1）
・株式会社イズミゆめタウン中津様（大分県中津市蛭子町3-99）

さらに、NPO法人中津まちづくり協議会 会員事業所様、大分県中津市内の小中学校の生徒様へ無料配布が行われました。
レジ袋を配布することで、学校やご家庭で“海洋プラスチックごみ問題”をはじめとする環境保全に対する意識を高め、大分県中津市から海洋生分解性プラスチックレジ袋を全国へ波及させていこうという取り組みです。

オリジナルのレジ袋の開発ということで、お客様自らレジ袋のデザインを作成いただきました。

市内のスーパーや小中学校にて配布することを前提に、簡単な海洋生分解性プラスチックの説明と、海の中をイメージしたイラストを印刷。
年齢・性別問わず手に取りやすく、海洋生分解性プラスチックの良さの伝わるレジ袋となりました。